ダヴィンチちゃんの資産運用

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【お勉強】財務諸表の用語のまとめ(備忘録)

賃貸貸借対照表(バランスシート・B/S)・損益計算書(プロフィットアンドロス・P/L)・キャッシュフロー計算書(CF)の用語のまとめです。

普段は鞘取りなのであまり意識して見ていませんが、それでもスイングしたりするときは役立つのでチェックしています。

賃貸貸借対照表(バランスシート・B/S)の部 

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総資産

総資産は、会社が集めたお金をどのような状態で持っているかを表す。

総資産は「流動資産」と「固定資産」に分けられる。

流動資産

流動資産は、1年以内に現金化することができる流動性のある資産のこと。

現金・預金・売掛金・棚卸資産(商品・材料)・有価証券がある。

固定資産

固定資産は、会社が設備投資を積極的におこなうと増えてくる資産のこと。

建物・機械・土地や、のれん・投資有価証券(企業の買収で発生)などがある。

時間とともに劣化するものが多く、買い替えや修理など将来にわたって費用が発生する。

負債

負債は、会社の借金のこと。負債が大きすぎると経営を圧迫する。

負債は「流動負債」と「固定負債」に分けられます。

流動負債

流動負債は、1年以内に支払わなければならない借金のこと。

買掛金・短期借入金(1年以内に返済)などがある。

固定負債

固定負債は、1年以後に支払わなければならない借金のこと。

社債・長期借入金などがある。

将来的に金利上昇がおきると負債にかかる利子が大きくなり、経営を圧迫する要因にもなる。

資本

資本は、投資家から集めたお金とこれまでの会社の利益の総計のこと。

資本金(株主が出資)・利益剰余金(会社が稼いだ利益)がある。

資本は負債ではないので、自己資本比率(資本÷総資本)が高いほど健全な経営といえる。

▪️ 健全な経営

健全な経営の会社は以下の特徴がある。

・流動資産:多 ・固定資産:少

・負債:少   ・資産:多   ・利益余剰金:多

一般的に、株主資本比率≧60%ある会社は倒産しないと言われている。

損益計算表(P/L)の部

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売上高 

売上高は、業務での収入すべてを合計したもの。その会社の事業規模を表す。

営業収益と言う。

売上総利益 

売上総利益は、売上高から売上原価(仕入れ等)を差し引いた利益のこと。

粗利益とも言う。

営業利益

営業利益は、売上総利益から販売費・一般管理費を差し引いた額のこと。

販売費営業マンの給料や広告宣伝費などの営業活動に深い関係を持つ経費

一般管理費役員や事務職員の人件費や家賃など、販売には直接関係がない経費

経常利益

経常利益は、営業利益に対して、営業外収益・営業外費用で加減した額のこと。

配当や利息など本業以外の収支等の本業以外の利益を含めた会社の日常的な利益。

税引き前当期利益

税引き前当期利益は、経常利益に対して土地の売却益や退職金支払いなどの特別な理由による収支を加減した利益のこと。

税引き前当期利益は特別利益・特別損失が大きい場合に大きく変動する。

当期利益(純利益)

当期利益(純利益)は、税引き前当期利益から、税金を支払った残りのこと。

株主の取り分は、利益の中から他の利害関係者が取ったあまりになります。

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キャッシュフロー計算書(P/L)の部

キャッシュフロー計算書は、実際のお金の流れで会社の実態を表す財務表のこと。

お金がまわっているかどうか倒産リスクを見極めたり、会計期間でどれほどお金の流れに変化があったのかなど読み取ることができる。

営業活動によるキャッシュフロー(営業CF)、投資活動によるキャッシュフロー(投資CF)、財務活動によるキャッシュフロー(財務CF)の3つに分けられる。

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営業CF

営業CFは、本業による収入と支出の差額のこと。

本業を行った結果、手元のお金がいくら増減したか分かる項目。

プラスなら順調、マイナスなら苦戦しており現金不足と分かる。

営業CFのマイナスが続く会社は、少し危険な会社と言える。

投資CF

投資CFは、固定資産や株、債券などの取得や売却をした時の現金の流れを表す。

通常、営業活動を行っていくために、設備投資などの固定資産への投資が必要なため、優良企業はマイナスであることが多い。(お金を使った場合は、マイナスになる。) 

逆にプラスの場合、会社が持っている設備や株、債券などを売った金額が投資分を上回っていることを示している。

財務CF

財務CF、キャッシュの不足分をどう補ったのかを表す。

配当を支払い、自社株買い、借金返済をした場合は、マイナスになる。

逆に借入金や社債などで資金調達すればプラスになる。

優良企業は、この項目はマイナスであることが多い。

経営難でも、返済を迫られマイナスになるところもある。

成長を目指す企業は、借入金などの資金調達も多くなりプラスになることが多い。

現金同等物

現金及び現金同等物の増減を表す。

前期と比べ、プラスになら金回りが順調で経営状態もよいと言える。

フリーキャッシュフロー(FCF)

営業CFから、現事業維持のために投資CFを差し引いたもの(マイナス前提)。
FCFは、企業が事業活動から獲得したキャッシュのうち自由に使うことができるキャッシュである。

FCF =(営業CF)+(投資CF)
■ 健全な財務

・営業CF:プラス
・投資CF:ややマイナス ~ ややプラス
・財務CF:マイナス
・FCFが多い
・(営業CF)+(投資CF)+(財務CF)>0 
注)金融業や投資業は営業CFがマイナスでも健全な可能性がある。

参考

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